会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

冠詞

”go to school”か”go to the school”か? – 冠詞の有無

 

英語にあって日本語にない概念の中で一番わかりづらいのが「冠詞」ではないでしょうか?

“a”と”the”の違いだけで文章の意味がガラっと変わったり、”a”も”the”もいらない!なんてケースもあったり……

とにかく「冠詞」はやっかいです。

ある程度は暗記

「冠詞」はそれ単独で本が1冊書けてしまうほど大きなテーマなので、ここで全てを解説するのは無理ですが、パターンが決まっているものは暗記で対応し、熟語的に覚えてしまえばOKなものはそのまま覚えてしまう……というところから入っていけばいいでしょう。

あとは実際の英文に接しながらセンスや勘を磨いてゆくしかありません。

その中でも、今回は日本人が間違いやすいケースを採りあげます。

以下の2文章をご覧ください。

ex) I went to school.
ex) I went to the school.

なんだ、両方とも「学校へ行った」でしょ?……と早合点していませんか?

もちろん、意味だけなら「学校へ行った」です。

しかし、無冠詞の”school”か定冠詞ありの”the school”かで、その意味することろは変わってしまうのです!

意味は完全に変わってしまう

結論をいうと、最初の無冠詞の文章は「(勉強しに)学校へ行った」という意味です。

つまり学生が「学校へ行った」というときはこのように無冠詞です。

逆に、2つ目の定冠詞ありのほうは「(用事があって)学校へ行った」という意味合いになります。

この場合は、学生ではなく、例えば「保護者が呼び出されて行った」とか、「何かの業者が学校関連の仕事で行った」などになります。

「対象物」なのか?「行為」なのか?

考え方としては、“本来の目的”のために行くのなら無冠詞です。

学校の“本来の目的”は勉学ですよね。ですから無冠詞の”I went to school.”という文章は、学生が“本来の目的”を達成するために行ったという意味になります。

つまり、無冠詞の場合は学校に関連した「行為」をするために行ったということです。

逆に、「用事があって学校へ行った」のように「学校」を単に「対象物」としてとらえる場合には、”I went to the school.”のように冠詞が必要になってきます。

他にもあります

この「行為」と「対象物」の考え方で冠詞の有無が決まるケースは他にもあります。

ex) I went to bed late last night.

これは無冠詞なので「行為」ですね。

“bed”にまつわる「行為」とは、そのものズバリ「寝る」ということです。

ですからこの文章は「夕べは寝るのが遅かった」ということです。

ex) I went to the bed to say good night.

これは定冠詞つきの”the bed”なので”the bed”を単なる「対象物」としてとらえていますので、意味は「おやすみを言いにベッドへ行った」になります。

このように冠詞の有無で意味が決定的に変わってしまいます。

これを同じパターンの単語は他にも”hospital”や”university”,”college”などがあります。

でももう恐れることはありません!

「行為」「対象物」をぜひ押さえてください!

もっと冠詞を!という方へ

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今まであやふやだった冠詞を、かなりの自信を持って扱えるようになること請け合いです!

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