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比較

”junior / senior”はもう古い! – ラテン比較級

 

いきなりですが以下の英文をご覧ください。

ex) He is two years senior to me.
「彼は私より2歳年上だ」

これは文法書の「比較級」で出てくる典型的な英文で、論点としては”senior”(年上)や”junior”(年下)などを使った比較級は”than”ではなく”to”になる」などとして紹介されていますね。

しかし、実際の英語ではもう古くてあまり使われません!

ラテン比較級

”junior / senior”のように”-or”で終わる単語はラテン語由来のもので、他には”superior”(優れている)や inferior”(劣っている)などが代表的なものです。

ex) Your computer is superior to mine.
「あなたのコンピューターは私のよりも優れています」

これらの形容詞を比較級で使うときには”than”ではなく”to”を使うというルールがあり、試験の間違い探しなどでよく出される項目です。

しかし、具体的な年齢を比較するときに”junior / senior”を使うのはもう古く、実際にネイティブはあまり使わなくなってきています。

では先ほどの「彼は私より2歳年上だ」はどう言うのが自然なのでしょう。

はい、答えは簡単です。普通の比較級で言ってやればいいのです!

ex) He is two years older than me.

*ちなみに“than”以下は”I (am)”でもOKです。
「比較級thanの後ろは主格?目的格?」参照)

つまり具体的な年齢の比較の際は、「年上」は”senior”ではなく”older”を、「年下」は”junior”ではなく”younger”でいいのですね。

ただし、年齢層について「年上だ」や「年下だ」というときには以下のように言うケースもあります。

ex) I’m his senior.
「私は彼より年上です」

ex) senior citizens
「年配の人々」

”junior / senior”は地位やポジションなどについて使う

現代の英語では”junior / senior”を年齢の比較で使うのではなく、地位などを言う場合に使うのが一般的です。

ですから先ほどの” He is two years senior to me.”は「彼は(この会社で)2年先輩だ」などという解釈をするのが普通です。

しかい、知り合いのイギリス人いわく、そのような時にさえ”junior / senior”は使わないといいます。

「会社での地位の上下」を言うときには以下のような言い方もあるといっていました。

ex) He is above me.
「彼は上の人だ」

ex) I’m below him.
「僕は彼の下です」

その他のラテン語由来の言葉

さらに”prior”もラテン語由来の言葉で、意味は「前の(に)」です。

ex) I talked with Brian prior to the meeting.
「会議の前にブライアンと話しました」

こちらも”prior to”となり”to”がくっつきます。

さらに形容詞として”My prior job was~”「私の前職は…」という使われ方もします。
最後に皆さんご存知の”prefer”を紹介します。

ex) I prefer music to reading.
「私は読書より音楽の方が好きです」

これもラテン語由来の単語で、”prefer A to B”「BよりもAを好む」というパターンで”to”を使います。

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