会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

動詞

かなり使える!”do”は会話で大活躍の動詞!

 

英語の基本動詞といえば”give”, “get”, “make”, have”などがありますが、これらのような基本動詞を使いこなせれば、それだけで会話には不自由しなくなる!と言われているほどさまざまな使い方があります。

実際に”give”と”get”だけに焦点を当てた本や、”have”のみを扱った本など、それだけで1冊出来てしまうほど奥が深いんです!

そんな基本動詞から今回は”do”にスポットを当てたいと思います。

“do”と言っても、”Do you have a pen?”  “Yes, I do.”のような時の”do”の話ではありません。

日本人があまり使いこなせない”do”のお話です。

「十分」の”do”

ますは以下の英文をご覧ください。

ex) A few sandwiches will do me for lunch.

この”do”はどういう意味でしょうか?

ここでの”do”は「十分である、用が足りる」という意味で、「ランチには少しのサンドイッチで十分です」という意味になります。

他の例もいくつか見てこの”do”の使い方に慣れてください。

ex) Twenty bottles of beer should do for the party.
「パーティーには20本のビールで十分です」

ex) This room will do for a playroom for our child.
「この部屋は子供のプレイルームとして十分です」

いかがですか?

こんな”do”の使い方があるんですね!

「大丈夫です」という意味も

以上の”do”は「十分です、用が足ります」というニュアンスでした。

つまり”enough”という意味で使われています。

さらに”do”には「大丈夫です」という意味にも発展します。

例文で確認しましょう。

ex) Any question will do as long as it relates to music.
「音楽に関連する質問ならどんなものでも結構です」

ex) A: I’d like to have dinner with you. When is it convenient for you?
「君と夕飯を食べたいな。いつ都合がいいかな?」
     B: Any weekend will do.
「週末ならいつでも大丈夫だよ」

以上のように”do”はとても便利な使い方が出来るんです!

英英辞典の”Longman dictionary of contemporary English”の定義はこうです;

“used to say that something will be enough or be acceptable”

つまり「何かが十分だったり望ましいというときに使う」と定義しています。

お気づきかと思いますが、このように”do”が使われるときは、基本的に”will”と併用されます。

覚え方としては”will do”で覚えてしまいましょう!

このように、基本単語、特に基本動詞にはまだまだ日本人には使いこなせない使い方がたくさんあります。

まずはこの”do”を手始めに、いろいろ探求してみてはいかがでしょうか?

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