会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

助動詞

”could have pp”の使い方

これまでに”should have p.p.””may (might) have p.p.”などの「助動詞 + have p.p.」というパターンを見てきましたが、そのどれもが基本的に2つの意味を持っているということを勉強しましたよね。

その2つとは……

・過去の推量
・仮定法

今回紹介する”could have p.p.”も同じく2つの意味を持っています。

過去の推量

まず例文をご覧ください。

ex) I could have been wrong.
「僕が間違っていたのかもしれない」

もともと”could”にはそれ単独で推量の意味がありますよね。
「should / could…推量の助動詞の使い方」参照)

助動詞”could”が持つ「~の可能性がある」という意味と、”have p.p.”(完了形)の合体で「~だった可能性がある」という意味になります。

ちなみに、助動詞”can”にも「~の可能性がある」という意味があります。

ex) I can be wrong.
「僕は間違っているかもしれない」

これを「僕が間違っていたかもしれない」というふうに過去形にしようとして……

ex) I could be wrong.

とするのは間違いです。

この英文も”can”を使った英文と同じく「僕は間違っているかもしれない」という意味になります。

つまり”could”だからといって過去形を表す!ということではありません!
「should / could…推量の助動詞の使い方」参照)

「(過去において)~だった可能性がある」にしたい場合はあくまでも今回のトピックである”could have p.p.”で表現します。(”can have p.p.”という形はありません)

もう一つ例文を;

ex) I could have left my purse in the shop.
「お店に財布を忘れてきたかもしれない」

この推量の意味においては”may (might) have p.p.”も同じような意味ですが、今回の”could have p.p.”のほうが確信度的に低いとネイティブは感じているようです。
「”may (might) have p.p.”の使い方」参照)

仮定法

今度は仮定法で、この使い方は会話でも頻出です!

ex) I was so tired. I could have slept for a week.
「私はとても疲れていました。寝ようと思えば1週間でも眠れたでしょう」

ここでの”could have p.p.”は典型的な仮定法です。

パターンとしては過去の事実とは反対のことを述べる“仮定法過去完了”の帰結節と完全一致ですね。
「過去における仮定・後悔は仮定法過去完了!」参照)

1週間も続けて眠れる人などいないわけです(笑)

でも、そのくらい疲れていたということが言いたくて、「寝ようと思えば」という思いを込めて仮定法が使われているのです。

さらに、もう一つ仮定法を……

ex) August could have said hello, at least.
「オーガストのやつ、せめてこんにちはくらい言えただろうに」

これも“仮定法過去完了”の帰結節で、過去に事実とは反対のことを言っています。

オーガストは「こんにちは」を言わなかったんですね。

だからこの発話者は怒っている……

つまり” could have p.p.”は過去への後悔や非難も表せるのです。

同じ用法が”should have p.p.”にも”may (might) have p.p.”にもありますね。
「”should have p.p.”には2つの意味」参照)
「”may (might) have p.p.”の使い方」参照)

会話で必須の” could have p.p.”、是非マスターしてください!

もっと”could”を!という方は…

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そんな事実を知ると、少し肩の荷が下りませんか?(笑)

本書にある各助動詞の使われ方さえ押さえれば、”助動詞マスター”間違いなしです!

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