会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

動詞

”megafeps”という単語の意味は? – 動名詞を取る動詞

みなさんは”megafeps”という単語はご存知ですか?

あわてて辞書を開いたそこのあなた!

残念ながら辞書には出ていません(笑)

まずは英語のルールを

英語の基本ルールとして「動詞+動詞」というふうに動詞がつながることは許されません。
(ただし、くだけた会話では”Come see me.”「会いに来てね」というケースもあります)

ex) We enjoyed the film.
「私たちは映画を楽しんだ」

このように、英語は基本的に動詞(ここではenjoyed)の後ろには名詞要素(ここではthe film)がきます。

では、「私はギターの演奏を楽しんだ」と言いたい場合はどうでしょう?

「楽しんだ」は先ほどと同じ”enjoyed”を使いましょう。

次に「ギターの演奏」はどうすればいいでしょう?

単純に“enjoyed play the guitar”というふうに「動詞+動詞」でも問題ないでしょうか?

いいえ、先ほどの繰り返しになりますが、英語では「動詞+動詞」というふうに動詞が連続することは基本的に許されません。

もし“enjoyed play”のように動詞の後ろにまた動詞を持ってきたいのであれば、持ってくる動詞(ここでは”play”)を名詞の形に変えてあげなければいけません!

だって、先ほども言いましたが、動詞の後ろの目的語は基本的に名詞要素でなければいけないのですよね。

これが英語の基本ルールです。

動詞を名詞に変える方法は2つ

では、どうすれば動詞が名詞に変わるのでしょう?

動詞を名詞に変える方法は2つあり、一つはその動詞の前に”to”をつけて”to do”にする。

これを「to不定詞」と呼びます。

そして、もう一つはその動詞を”doing”にしてあげる方法で、これを「動名詞」と呼びます。

動詞の後ろにまた動詞を持ってきたい場合は、このどちらかの形に変えてあげなければいけません!

そして、どちらの形になるかは、どの動詞の後ろにつくかによって決まるのです!

動詞+doing

そこで、(やっと?)冒頭の”megafeps”の登場です。

読み方は「メガフェプス」です。

これは後ろに”doing”(動名詞)を従える動詞の頭文字をつなげたもので、受験などで覚えさせられるものです。

m = mind
e = enjoy
g = give up
a = avoid
f = finish
e = escape
p = practice (postponeやput offという人もいます)
s = stop

これらの動詞の目的語として動詞を持ってきたいときは”doing”(動名詞)にしてあげなければいけないのです!
(もちろん、これ以外にもまだまだあります)

英語学習者の宿命

もちろん後ろに”to do”(to不定詞)を取る動詞もたくさんあり、みなさんがご存知の”want to do”や”attempt to do”などがありますね。

なぜか”to do”(to不定詞)を取る動詞のゴロ合わせ的なものは私の知る限りありません……

ちなみに、動詞によっては動名詞もto不定詞も両方とる動詞があったりします。

たとえば、”try to do”と”try doing”や”remember to do”とremember doing”などですが、動名詞とto不定詞で意味が変わってしまうので要注意です!

↓↓↓で詳しく解説していますので是非ご覧ください!

このように、英語を学んでいく以上「どの動詞がどの形を従えるか?」という問題は、常に意識していかなくてはいけないものです。

今回ご紹介したゴロ合わせなどを上手に使て、楽をして覚えていくことも時には必要です!

スポンサーリンク

-動詞

執筆者:

関連記事

現代英語では”rob A of B” が “rob B from A” になる!?

  ある程度英語を勉強されている方は“rob A of B” 「AからBを奪う」という表現をご存知かと思います。 ex) Two men robbed the Central …

‘try doing’ と ‘try to do’は全く違います!

  動詞の後ろにまた動詞を置きたい場合、そのまま「動詞+動詞」という形は基本的には出来ません。(口語で ‘Come see me.’ などはありますが、本来 ‘Co …

「自動詞」と「他動詞」のお話② – 「自動詞」と前置詞

  以前お話しした「自動詞」と「他動詞」の違いの続きです。 (「自動詞」と「他動詞」のお話①参照) 英語では、使う動詞が「自動詞」なのか「他動詞」なのか常に考えないといけないのですよね。 今 …

仮定法過去の”were to”は自由に使える!

  このブログでは仮定法のトピックが多いですが、それだけ英語では仮定法が大切だということです。 つまり、実際の会話では、頻繁に仮定法が使われているということですね。 さて、今回は仮定法表現の …

かなり使える!”do”は会話で大活躍の動詞!

  英語の基本動詞といえば”give”, “get”, “make”, have”などがありますが、これらのような基本動詞を使いこなせれば、それだけで会話には不自由しなくなる!と言われている …