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“friend”の本当の意味(?) – 英英辞典のススメ

 

英語の勉強には辞書が欠かせませんよね。

本タイプの辞書のみならず、今は電子辞書やネットでも簡単に調べられます。

辞書の形態はお好みにより使い分ければいいと思いますが、英語を勉強している身としては、やはり英英辞典を使いたいものです。

英英辞典というと……

「なんか面倒くさい」
「書いてある定義自体に知らない単語がある」
「日本語の意味じゃないとイメージがわかない」

などなどの理由で避けている方々も多いと思います。

“英英辞典伝道師”として(笑)今回は英英辞典を使うメリットがいかに多いか皆さんにお伝えしたいと思います。

英単語の本当の意味

まず、「私はクラスに嫌いな友達が2人います」というとても簡単な日本語を英語にするとしたら、みなさんはどうしますか?

色々な表現があると思いますが、だいたい次の英文あたりになると思います。

×I have two friends (who) I don’t like in my class.

関係代名詞に何を使うかなど、いくつかの論点はありますが、今回注目していただきたいのが、超・超・超重要かつ、超・超・超基本的な単語”friend”です。

実は、ネイティブにとってこの英文は不自然極まりない、思わず眉をしかめてしまう文章なのです!!

えっ!?

「友達」だから”friend”でいいんでしょ?

という声が聞こえてきます(笑)

はい、もちろん”friend”は「友達」という日本語訳で問題ありません。

問題は「嫌いな」の部分。

ここで、”friend”を英英辞典で調べてみると……

“someone who you know and like very much and enjoy spending time with.”

はい、よーくこの定義を吟味してくださいね。

注目して欲しいのは” like very much”の部分。

この定義を訳すと「(友達とは)あなたが知っていて、すごく好きで、一緒にいて楽しい誰か」と言っています。

分かりますか?(笑)

そう、英語の”friend”は「すごく好きな人」のことを言うんですね!

ということは、先の「嫌いな友達2人」として”two friends (who) I don’t like”というと、まったく矛盾した英文になってしまうのです!

今さら基本単語である”friend”を辞書で調べることなどほとんどしないと思いますが、知っているつもりで実は勘違いして理解している基本単語ってかなり多いかも……しれませんよ(笑)

つまり、英英辞典は英単語の“本当の”意味を知るのに最適なんですね。

ロジカルでシンプルな英語の思考が自然に身につく

その他、もう一つ見逃せない大きなメリットがあります。

それは、シンプルな英語表現が体に染みつくということです。

先の”friend”の定義でも分かるように、英英辞典の定義は関係代名詞をさらっと使ったとても論理的でシンプルな英文で書かれています。

そのような英文にたくさん接していれば、英語のセンスや思考が自然に身につきます。

このように、もう英英辞典の利用は、メリットこそあれ、デメリットなんて一つもないんですよ!

じゃあ、実際にどれを選んだらいいの?

英英辞典には色々なものがありますから、確かに悩みますよね。

↓↓記事でおススメの英英辞典を紹介していますので是非ご覧ください!

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