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2大英英辞典比較 – 英英辞典のススメ

 

「本当の英語力を付けたければ英英辞典を使え!」

こんな意見を皆さんもよく聞くと思います。

このブログでも英英辞典のメリットを紹介していますが、それをお読みいただければ英英辞典を使わずにはいられなくなるはずです↓↓

ということで、今回は数ある英英辞典の中からどれを選んだらいいかを、2大英英辞典を比較しながら見ていきましょう。

迷ったらロングマン

まず1つ目は、ロングマン現代英英辞典 [5訂版] DVD-ROM付です。
(Longman dictionary of contemporary Englishが正式名称なのでLDOCEと呼ばれます)

20年以上前、私がイギリスに滞在当時に、初めて手にした英英辞典がロングマンでした。

ロングマンの特徴は、何といってもその定義の明快さ。

それもそのはずで、定義に使う語彙数は2000語!

これは「単語の意味を調べたいのに、その定義に使われている単語を調べなきゃいけない……」という、まさに”ミイラ取りがミイラに”状態(笑)が起こりえない語彙数でしょ。

例えば、日本人が勘違いして使っている基本単語で”challenge”があります。

私たちにとって、この単語はもはや日本語化しているといってもいいほど日常的に使っていますよね?

いうまでもなく、とても前向きな感じで「頑張ってチャレンジします!」なんて……

しかし!

“challenge”にはそんな前向きなニュアンスなんて微塵もないんですよ!

そこで、LDOCE(5訂版)で”challenge”を調べてみましょう。

to refuse to accept that something is right, fair, or legal

「何かが正しく、公平で、合法だと受け入れることを拒否すること」と書いてあります。

つまり、何かに「異議を唱える」というニュアンスなんです。

これが、”challenge”を調べたときのLDOCEの1番目に出ている定義です。

私たちが何気なく使う「いつか富士登山にチャレンジしたいなぁ」なんて時には使わない単語なんですね(笑)

何はともあれ、”challenge”の本来の意味は置いておいて、上記のシンプルな定義を見てください。

分からない単語なんて一つもないでしょ?

単語が持つ本来の意味を、とても分かりやすい語彙と平易な言い回しで説明してくれます。



併せて持っておきたい逸品

そして、2つ目は【DVD-ROM付】オックスフォード現代英英辞典 第9版です。
(Oxford advanced learner’s dictionaryが正式名称なのでOALDと呼ばれます)

こちらも、もはや説明不要のマスト英英辞典です。

ただ、こちらはLDOCEに比べて定義が少し難しいですね。

例えば、先ほどの”challenge”を調べてみると……

Dispute the truth or validity of

使っている語彙も難易度が高いです。

ある程度英語が出来る中級者以上向けになると思いますが、少し無理をしてでも引き続ければ、間違いなく英語力は上がるでしょう。

ちなみに、LDOCE、OALD共に本体がそのまま収録されたDVD-ROMが付属しているのもいいですね。

以上、2大英英辞典を紹介しましたが、個人的にはどちらも手元に置いて引き比べるのが面白いと思っています。

どちらか1冊……なら、まずはLDOCEからどうぞ!!

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