会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

日本人の間違い 紛らわしい表現

間違えやすい”each other” – 副詞ではなく代名詞です!

“each other”は、「お互いに」と言いたいときの日本人が大好きな表現。

しかし、その使い方を間違っている人がいかに多いことか!

今回はその”each other”の正しい使い方を見ていきましょう。

“each other” は代名詞です

何よりもまず、”each other”は代名詞だ!ということです。

「代名詞」とは、”it” とか “this” とか “that”とか…。

日本語で言うところの「こそあど言葉」(「これ」とか「それ」「あれ」など)と言えば分かりやすいですね。

その他、”I / my / me” 、 “you / your / you” 、 “he / his / him”、”she / her / her” 、”we / our / us”、”they / thier / them”なども代名詞です。

で、代名詞は文中では動詞か前置詞の直接目的語にしかなり得ないのです!

別の言い方をすると、「文中において、代名詞の前には他動詞か前置詞しかこない」ということ。

それを踏まえると、次の文章の間違いに気づきます。

× They communicated each other by e-mail.
(彼らはお互いメールで連絡を取り合った)

ここでの動詞 “communicate” は自動詞です。

自動詞は目的語を取りませんよね?

そして “each other” は代名詞なので、その前の動詞は他動詞でなければいけません。

  

次の2つの文は適格です。

ex) They love each other.
(彼らは愛し合っている)

動詞 “love” は他動詞なので、その後ろの “each other” は問題ありません。

ex) The kids looked at each other.
(子どもたちは互いに見合った)

自動詞 “look” の後ろに前置詞 “at” があり、その後ろが “each other” です。

  

以上から、冒頭の文章は…

ex) They communicated with each other by e-mail.

というように前置詞 “with” を入れてあげれば適格になります。

   

日本語で「お互いに」というのは、動詞を修飾する副詞的な表現なので、”each other” を副詞と勘違いして使ってしまうのも無理はないでしょう…。

でも、これからは大丈夫ですね!

ついでに…

“each other” は所有格になることもできます。

その際は “each other’s” になり、上記同様、目的語の位置での使用に限られます。

ex) They used to borrow each other’s clothes.
(彼らは互いの服の貸し借りをしたものだ)

   

以上 “each other” の使い方でした。

スポンサーリンク

-日本人の間違い, 紛らわしい表現

執筆者:

関連記事

“would”と”used to”を的確に使い分ける!

今回はリクエストの多かった”would”と”used to”の比較をやってみたいと思います。 この2つを混同して、使い分けできていない人も多いようです。 …

“think that S+V”など「that節」を従える動詞は「伝える・認知する」系の動詞に限られる

  単語を覚える際には、その意味だけを覚えても実際の会話などでは使い物になりません。 特に動詞は、意味だけ覚えても、実際の文章でどんな使われ方をするのか?というところまで押さえないと、とんちんかんな文 …

「クレームをつける」は”claim”ではない!

  とかく会社や人に対して文句をつける人を日本では「クレーマー」と呼びますよね。 「クレームをつける」などという使い方もあります。 日本ではこれらの言葉がもう完全に定着した感がありますが、英 …

“can’t help doing”は「せざるを得ない」だが……

受験英語でもおなじみの”can’t help doing”ですが、これを機械的に「doせざるを得ない」と覚えているだけでは間違った場面で使ってしまう可能性があります。 自分の思いとは裏はら まず、正し …

現在完了と過去形、ちゃんと使い分けてますか?②

日本人にとって苦手な完了時制。 いくつかある完了時制の中でも、実際の会話において使う頻度が一番高いのが現在完了です。 その現在完了…… 「現在形との違いがはっきりしない……」 「過去形との区別が微妙… …