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日本人の間違い 紛らわしい表現

”It…to構文”と”It…that構文”の使い分け part 1

英語の重要構文である”It…to構文””It…that構文”の使い分けをズバリ解説します。

これを読めばスッキリ、自信を持って使い分けられると思います!

まず、どちらにも共通しているのが「”It”は”to”/”that”以下を表している」ということ。

この”It”は「形式主語」なんて呼ばれますよね。

つまり”It”は「形だけの主語」で、本当の主語は”to/that”以下である、という考え方です。

この2つの構文は、”It…to/that”の間に、色々なものを挟むことによってさまざまなことを言うことが出来るとても便利なものです。

今回はそれぞれの間に形容詞を挟むケースを中心にそれらの使い分けを考えますが、どんな形容詞を挟むかによって2つの使い分けが必要になってくるのです!

(別の視点から使い分けを学ぶ「”It…to構文”と”It…that構文”の使い分け part 2」も必見です!)

どちらも「こと」

最初に「形式主語」である”It”を使う、この構文の仕組みを見てみましょう。

まず例文をご覧ください。

ex) It is easy to solve this problem.
「この問題を解くのは簡単だ」

これは何の問題もないパーフェクトな英文です。

この”to solve”は「不定詞の名詞的用法」と呼ばれるもので、「解く”こと”」という感じで動詞を名詞化します。

今度は”It…that”の例文を。

ex) It is clear that he solved this problem.
「彼がこの問題を解いたのは明らかだ」

これも問題のない英文で、こちらは節(主語+動詞がある文章)を導く接続詞”that”を使って「彼がこの問題を解いたという“こと”」という名詞の塊りを作っています。

つまり”to do”も”that節”も共に「こと」という名詞の役割をするわけです。

そもそも「形式主語」とは?

次に「形式主語」の”It”とは何なのか?について見てみます。
(お分かりになる方は飛ばしてくださいね)

本来上記2つの文章は、次のように言い換えることができます。

ex)  To solve this problem is easy.

ex) That he solved this problem is clear.

どちらも単純なSVCの第2文型ですね。

つまり……

「この問題を解くこと」「は」「簡単」

「彼がこの問題を解いたこと」「は」「明らか」

という仕組みです。

そして、英語は”頭でっかち”な文章を嫌う傾向があります。

つまり、主語はダラダラと長くせず、短くスッキリとさせた方がいいという考え方があります。
(人それぞれのセンスがありますので、一概には言えませんが……)

だから、”To solve this problem”「この問題を解くこと」はちょっと長いから後ろに回そう……

しかし、そうすると主語がなくなってしまう……

じゃあ、特に意味を持たない”It”を形だけの主語として立てよう!

その結果、冒頭の例文のような”It…to構文””It…that構文”になる……という経緯です。

以上が「形式主語」の発想です。

ですから、”It”は「形だけの主語」で、本当の主語は”to/that”以下である……と考えるのですね。

ちなみに、この「特に意味のない”It”」は皆さんすでに馴染みがあるはずですよ(笑)

ex) It is ten o’clock now.
「今は10時です」

ex) It is fine today.
「今日はいい天気です」

ベタな英文ですが(笑)時間や天候の”It”は「特に意味のない”It”」の典型ですね。

以上が、”It…to構文””It…that構文”の仕組みです。

”It is easy that…”という英語はない

いよいよ、今回の主題である「”It…to構文””It…that構文”の使い分け」に入ります。

どちらの形を使うのか、言い換えると”to do”を使うか、”that節”を使うか……で迷うわけですよね。

ここで多くの人は、「”that節”は主語を明示できるので、主語を明らかにしたいときは”that節”」で、「特に主語を明示する必要のないときは”to do”」と安直に考えてしまいます。

しかし、残念ながら、そのような単純な使い分けではありません……

仮にそうだとした場合、冒頭の英文を「“彼が”この問題を解くのは簡単だ」というふうに主語を明示したいときには、単に”that節”に書き換えればいいのでしょうか?

つまり……

ex) It is easy to solve this problem.
「この問題を解くのは簡単だ」

この文章を、「“彼が”この問題を解くのは簡単だ」というように”問題を解く動作主”を明示したい場合、「主語を表せる”that節”を使おう!」と考えて……

× It is easy that he solve this problem.

としてしまうのはNGです……

”It is easy that…”というのはとても不自然で、”easy”と”that節”は結びつきません。

ですから、「主語を表したいときに”that節”を使えばいい」という単純な話ではないのです!

ちなみに、「彼がこの問題を解くのは簡単だ」は以下のように”It…for~to構文”で処理できます。

ex) It is easy for him to solve this problem.

“to不定詞”の動作主を明示した場合は、その前に”for人”を入れてあげるのがルールです。

”It…for~to構文”は以下↓↓で詳しく説明しています!

「難易度」か「客観的な事実」か

では、どう使い分ければいいのか?
(前フリが長くてすみません……笑)

結論から言うと、使う形容詞によって、その後ろに”to do”を取るのか”that節”を取るのかでだいたい決まってくるのです。

まず”to do”になる形容詞は、以下にあげたような「難易度」を表すものが多いです。

easy / difficult / dangerous / hard / safe / tough…

一方、”that節”を取る形容詞には以下のような「客観的に事実の真偽を述べる」ものが多くなります。

apparent / clear / likely / obvious / true…

ただし、中には”to do”と”that節”の両方を従えることが出来る形容詞もあるので、これが絶対的な判断方法ということではありませんが、多くの場合において有効な判断基準になると思います。

この方法以外にも、「仮定」か「現実」という視点から使い分けを見極める方法を↓↓で紹介しています。

今回の見極め方以上に有効かつ大切な考え方ですので↓↓もぜひご覧ください!

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