会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

助動詞

“must”と”have to”は使い分けて!

今回は助動詞”must”です。

“must”は私たちにも「~しなければならない」という意味でおなじみですよね。

そして、「~しなければならない」という意味でもう一つ忘れてはならないのが、これまたおなじみの”have to”ですね。

さて、その2つ、学校英語では「2つの意味は同じ」と習った方が多いのではないでしょうか?

もちろん、以下のルールも習うと思います。

・”will”を使った文章では、助動詞を2つ並べることが出来ないので、”will have to”
・過去の時は”had to”

では、普通に現在形で「~しなければならない」と言いたいときには、”must”でも”have to”でも本当にいいのでしょうか?

ネイティブは使い分けています!

2つの違いを簡単に言うと:

“msut” →個人的に感じている・主観的
“have to” →外部的事情からの必要性・客観的

となります。

具体的に例文で見てみましょう。

ex) I must lose weight.
「痩せなきゃ」

ちょっと太ってきてしまい、個人的に「あ~痩せなきゃな」と感じているニュアンスが伝わってきます。まさに「主観的」ですよね。

ex) You have to pay tax.
「税金は払わなくてはいけません」

誰でも税金は払わなくてはいけないという必要性を言っています。まさに「客観的」ですよね。

これが基本的な使い分けです。

迷ったら……

ただ、言いたい内容によってはどちらを使うべきか悩むケースもあると思います。

その時は”have to”にしてください!

“have to”なら、大きく外すことはないと思います。

ちなみに、”must”や”will”、”can”などは「法助動詞」というのが正式な名前です。

「法」といえば……以前お話ししましたが、”mood”と言って、発話者の気持ちが表れる表現で、これが主観的な表現につながるのです。

「法」の代表は「仮定法」ですよね。「~だったら、~なのになぁ」という正に発話者の気持ちが反映される表現方法です。
「「法」のお話し② – 仮定法」参照)

これに対して、”have to”などは助動詞の代用表現でしかないので、特に気持ちが乗っかることはありません。

ですから、”have to”は客観的なのですね。

以上の基本的な使い分けを意識して、たくさんの英文に接してみてください。

だんだんわかってくると思いますよ!

もっと”must”を!という方は…

今回採り上げたmustを始め、will/would/can/could/may/might/shouldなどを「法助動詞」と呼びます。
「法助動詞」は気持ちの微妙な表現を助けてくれる強い味方。
「法助動詞」を極めれば、皆さんの英語は予想をはるかに超えるレベルになることは間違えありません。

もっと「法助動詞」を!という方は「法助動詞の底力―ネイティヴの微妙な気分を伝えるキープレイヤー」がお薦めです。目から鱗をお約束します!

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